結城紬

結城紬-着物の種類

 

結城紬は茨城県で蚕の繭からできた真綿を糸に紡ぐ様子からその名前が取られました。着物一着を作るのに2000個の繭を使います。ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

結城紬の故郷、鬼怒川は「絹川」だった

結城紬は、蚕の繭からできた真綿(まわた)を紡いで(つむいで)織っていきます。日常着として愛されてきました。綺麗な模様が印象的ですね。茨城県筑波山の麓、鬼怒川沿いが結城紬のふるさとです。鬼怒川はかつては「絹川」(きぬがわ)と呼ばれたぐらい、桑畑が広がっていました。渋沢栄一でもお隣群馬県の富岡製糸場が描かれてましたよね。令和の今でもまだ昔ながらの糸紡ぎをやっているのが伝統工芸士の上野さんです。希代の名人と言われています。

1着の結城紬を織るために2000個の繭を使用

お湯の中で繭をひとつひとつほぐして、片手に重ねていくんです。お湯の中でとんとんとやっていると、「出口をお蚕さんが教えてくれる」といいます。「ここが厚い、ここは薄い」という声を聴いて、よれを平らに平らに伸ばしていくことで、良い糸とか紡げると言うことです。

 

紬という名前は、この「繭から糸を紡いでくる様子」からとなります。乾かした真綿を、切れないように紡いでいきます。手作業でどこまでも一本の平な糸を作っていきます。節を取って、汚れを洗ってから取り除いていきます。1着の結城紬作るのに、2000個の繭が必要です。糸の長さは30 kmになるということです。

 

結城紬の亀甲模様を織るために10万か所を結び目を作る

結城紬で代表的なのは亀甲模様です。染めた糸を縫っていきますが。伝統工芸士の野村さんは模様になる部分にあらかじめ印をつけて、寸分違わず木綿糸で結んでいきます。これによってその部分が染まらなくなるので、白い模様になるんですね。平にというのは「平均的に」ということなので「気持ちも幅も平均的、そして絞る力も平均的」でなければいけません。手間がかかっても正確に綺麗にできれば OK だということです。でも1着の紬のために結ぶ箇所は何と「10万か所」と言います。この糸を横糸に張って、織り上げていくと亀甲模様が浮かび上がっていくということです。本当に気の長い話ですね。ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

 

結城つむぎ体験をしてみよう

 

 

茨城県の結城地方は現在の結城市です。旅の駅 結城つむぎセンターでは、結城紬の作務衣やマスク、洋服などが販売されています。本場結城紬・結城紬ミュージアム「つむぎの館」には古民家を使った貴重な展示のほか、体験工房があり、染織体験ができます。

 

結城紬ミュージアム「つむぎの館」
〒307-0001 茨城県結城市結城12−2

 

紬の里
〒307-0001 茨城県結城市結城2515

 

本場結城紬 郷土館
〒307-0001 茨城県結城市結城116

 

結城つむぎセンター
〒307-0008 茨城県結城市下り松6丁目6−3